あさけ【朝明】
《「あさあけ」の音変化》夜明け。「—の姿は、げに人のめで聞えむも」〈源・夕顔〉
あさじ‐う【浅茅生】
浅茅の生えている所。あさじはら。あさじ。「いとどしく虫の音(ね)しげき—に露おきそふる雲の上人」〈源・桐壺〉
あさって【明後日】
《「あさて」の音変化》 1 明日の次の日。みょうごにち。 2 見当違いであること。向くべき方向や判断を誤っていること。「—の方向に走り出す」「—の方を向く」
あさっ‐ぱら【朝っ腹】
《「あさはら」の促音添加》早朝。きわめて朝早く。「あさっぱらから」の形で、もっと遅く起こるべき事柄が朝早く起こってしまった、というような非難する意を含めていうことが多い。「—から何の用だ」
あさとり‐の【朝鳥の】
[枕]朝、飛び立つ鳥が、鳴いて行き通う意から「朝立ち」「音(ね)のみなく」「通ふ」にかかる。「—朝立ちしつつ」〈万・一七八五〉 「—通はす君が」〈万・一九六〉
あさな‐さな【朝な朝な】
[副]「あさなあさな」の音変化。「—上がるひばりになりてしか都に行きてはや帰り来む」〈万・四四三三〉
あさひやまきねん‐こうえん【旭山記念公園】
北海道札幌市にある公園。昭和45年(1970)造成。藻岩山などに隣接した高台にあり、札幌市内を一望できる。毎年夏には「さっぽろ旭山音楽祭」が開催される。
あし‐おと【足音/跫】
1 歩いたり走ったりするときに出る足の音。「—を立てる」「—が遠くなる」 2 あるものの近づいてくる気配。「春の—」
あしたず‐の【葦田鶴の】
[枕]「音(ね)になく」にかかる。「—ねに泣かぬ日はなし」〈古今・恋五〉
あしのね‐の【葦の根の】
[枕] 1 「ね」の音の繰り返しで「ねもころ」にかかる。「—ねもころ思ひて」〈万・一三二四〉 2 葦の根は埿(うき)の中にあり、節(よ)が短く、分かれる意から「うき」「よ」「短し」「分く」にかか...