すべから‐く【須く】
[副]《動詞「す」に推量の助動詞「べし」の付いた「すべし」のク語法から。漢文訓読による語》多くは下に「べし」を伴って、ある事をぜひともしなければならないという気持ちを表す。当然。ぜひとも。「学生...
すま【須万】
サバ科の海水魚。全長約90センチ。体はカツオに似る。背面は黒青色で斑紋がある。胸びれの下に灸(きゅう)のあとのような黒斑が数個あるので、やいとともいう。本州中部以南に分布。食用。
すま【須磨】
神戸市西部の区名。また、その須磨区南部の地域。大阪湾に面する白砂青松の海岸で、古来、明石と並び称される景勝地。須磨関跡・須磨浦公園などがある。[歌枕]「わくらばに問ふ人あらば—の浦にもしほたれ...
すま‐かいひんすいぞくえん【須磨海浜水族園】
兵庫県神戸市にあった市立の水族館。昭和32年(1957)「須磨水族館」として開館。昭和62年(1987)より現名称。施設の老朽化と再整備を理由に令和5年(2023)閉館・解体。令和6年(2024...
すま‐く【須磨区】
⇒須磨
すまげんじ【須磨源氏】
謡曲。五番目物。金春(こんぱる)以外の各流。世阿弥作といわれる。日向(ひゅうが)国の神官が須磨の浦に来かかると光源氏の霊が現れ、その生涯を語って舞をまう。
すま‐ごと【須磨琴】
一弦琴(いちげんきん)のこと。9世紀ころ、在原行平(ありわらのゆきひら)が須磨に流されたとき、日々のつれづれを慰めるために作ったという俗説がある。
すま‐でら【須磨寺】
神戸市須磨区にある福祥寺(ふくしょうじ)の通称。
す‐や【須屋】
御陵や貴人の墓をつくるときに、工事の間覆いとして設ける仮小屋。御須屋。
す‐よう【須要】
[名・形動]なくてはならないこと。また、そのさま。必須。「彼の書画は—なり」〈逍遥・小説神髄〉