あかかみ‐あり【赤噛蟻】
アリ科の昆虫。体長は働きアリで約3〜5ミリ。体は赤褐色、頭部は褐色。攻撃性が強く、腹部の毒針で刺されると激しい痛みがある。米国南部から中米にかけて分布。日本では特定外来生物の一。
あか‐かんじょう【閼伽灌頂】
密教で、仏教修行者の頭上に香水(こうずい)を注いでその修行の功を証明する儀式。
あか‐がしら【赤頭】
1 能楽や歌舞伎で使うかつらの一。赤毛で長く、獅子(しし)・猩々(しょうじょう)などに使う。→黒頭(くろがしら) →白頭(しろがしら) 2 赤茶けた頭髪。「—の子どもを」〈浮・男色大鑑・八〉 3...
あかがしら‐からすばと【赤頭烏鳩】
ハト科の鳥。全長約40センチ。全身黒色で緑色の光沢があり、頭部は赤褐色。小笠原諸島にのみ分布するが、しだいに数が減り絶滅に瀕(ひん)している。天然記念物。
あか‐ぐつ【赤靴/赤苦津】
アンコウ目アカグツ科の海水魚。全長約30センチ。体形はアンコウに似て頭は大きく円形で平たく、体表にとげが密生し、全身赤色。東北地方以南の太平洋およびインド洋に分布。
あか‐こっこ【赤こっこ】
ヒタキ科ツグミ属の鳥。全長23センチくらい。頭部は黒く、胸とわきは栗色。伊豆七島の特産種。天然記念物。
あかじのにしき‐の‐ひたたれ【赤地の錦の直垂】
赤地の錦で作った直垂。大将級の武将が鎧(よろい)の下に着用した。「木曽左馬頭(きそさまのかみ)、その日の装束には、—に唐綾威(からあやをどし)の鎧着て」〈平家・九〉
あかずきん【赤頭巾】
ヨーロッパ各地の民話。赤頭巾の少女が祖母の家へ使いに行き、食い殺した祖母に化けた狼(おおかみ)に食われてしまう話。グリムの童話集では猟師が二人を助け出す話が加わる。
あかずきんちゃんきをつけて【赤頭巾ちゃん気をつけて】
庄司薫の小説。筆者と同名の高校生、薫の日常生活を描く。「さよなら怪傑黒頭巾」「白鳥の歌なんか聞えない」「ぼくの大好きな青髭」と続く「薫くんシリーズ」の一作目。昭和44年(1969)発表。同年、第...
アカディア【Acadia】
カナダのノバスコシア州、ニューブランズウィック州、および米国のメーン州のあたりの旧称。17世紀初頭にフランス人が開拓し、18世紀半ばのフレンチインディアン戦争を契機に英国がフランス系住民のアカデ...