ほお‐づえ【頰杖】
1 肘(ひじ)を突いて手のひらでほおを支えること。つらづえ。「—を突く」 2 「方杖(ほうづえ)」に同じ。
ほお‐にく【頰肉】
ほおの部分の肉。「—を落とす」「マグロの—を食す」
頰(ほお)は面(つら)
呼び方は違っても実質は同じだということ。ほおを顔。「はて、—、この銀(かね)を受け取りしだいやりませう」〈浄・氷の朔日〉
ほお‐ば・る【頰張る】
[動ラ五(四)]ほおがふくらむほど口にいっぱい食べものを入れる。また、そのようにして食べる。「まんじゅうを—・る」
ほお‐ひげ【頰髯/頰髭】
ほおのひげ。
ほお‐ぶくろ【頰袋/頰嚢】
ニホンザル・ヒヒやリスなどのほおの内側にある、食物を一時ためておく袋状の部分。
ほお‐べた【頰辺】
ほおのあたり。ほっぺた。
ほお‐べに【頰紅】
ほおにつけるべに。チーク。チークカラー。
ほお‐ぼね【頰骨】
ほおの上部に少し高く出ている骨。ほおげた。顴骨(かんこつ)。「—が張った顔」
ほお‐ゆが・む【頰歪む】
[動マ四]話が事実と異なって伝わる。「つきづきしくまねびなすには、—・む事もあめればこそ」〈源・朝顔〉 [動マ下二]事実をたがえる。「朝顔奉り給ひし歌などを、少し—・めて語るも聞こゆ」〈源・帚木〉