おいえ‐ほお【御家頰】
兜(かぶと)の付属品の名称。面頰(めんぼお)の、しわもひげもないもの。
男(おとこ)は三年(さんねん)に片頰(かたほお)
男がいつも笑っていると威厳が損なわれるので、めったに笑わないほうがよい。男は三年に一度笑う。
かた‐ほお【片頰】
左右いずれか一方のほお。「男は三年に—笑う」
かん‐きょう【緩頰】
1 顔色をやわらげること。また、顔色をやわらげておだやかに話すこと。 2 《「緩頰を煩わす」の意から》自分のことを、それとなく他人に話してもらうこと。「坂井夫人の為に—の労を取ったのだ」〈鴎外・青年〉
きょう【頰】
[常用漢字] [音]キョウ(ケフ)(呉)(漢) [訓]ほお ほお。「豊頰」
さか‐つら【逆頰】
1 毛皮の毛並みが逆立っているもの。「猪の—の尻鞘したる太刀帯して」〈今昔・二三・一五〉 2 「逆頰箙(さかつらえびら)」の略。
さか‐つら【酒面/酒頰】
《「さかづら」とも》酒を飲んで赤くなった顔。また、酒を飲んだように赤い顔。
さる‐ぼお【猿頰】
1 猿が食物を頰に詰め込んでたくわえるところ。ニホンザル・ヒヒなどにある。ほおぶくろ。 2 武具の一。鉄面(かなめん)の一種で、頰とあごを覆い、顔を保護するもの。 3 サルボオガイの別名。 4 ...
つら【面/頰】
1 顔。顔つき。現代では、やや乱暴な言い方で、多くはいい意味では用いない。「どの—下げて来た」「ちょっと—を貸せ」 2 物の表面。「上(うわ)っ—」 3 ほとり。あたり。「曹司の蔀(しとみ)の—...
づら【面/頰】
「つら(面)5」に同じ。「あほう—」「馬—」