あぎ【腭/顎】
あご(顎)の古名。あぎと。〈和名抄〉
あぎ‐と【顎門/顎/鰓】
1 あご。おとがい。「毒竜の—に噛まれるもの」〈芥川・地獄変〉 2 (鰓)魚のえら。
あぎ‐なし【顎無】
オモダカ科の多年草。沼地に生え、高さ30〜80センチ。夏から秋に白い3弁花を開く。葉の付け根に無数の小さなむかごができる。
あご【顎/頤/腭】
1 人など動物の口の上下にあり、下のほうが動いて、食物をかみ砕いたり声を出したりするのに役立つ器官。あぎ。あぎと。 2 下あご。おとがい。「—がとがった顔」「—ひげ」 3 釣り針の先に逆向きにつ...
あごあし‐つき【顎足付(き)】
食事代と交通費を先方が負担すること。「—の接待旅行」
顎(あご)が落(お)・ちる
食物の味の非常によいことのたとえ。ほっぺたが落ちる。 [補説]「顎を外す」と混同して、「大笑いをする」の意で使うのは誤り。
顎(あご)が食(く)い違(ちが)・う
見込み違いになる。当てがはずれる。「女郎(ぢょうろ)の言ふことを当てにしていると、いつでも—・ふよ」〈洒・角鶏卵〉
顎(あご)が干上(ひあ)が・る
収入がなくなって、生活ができなくなる。「失業して—・る」
あご‐つき【顎付き】
1 あごの格好。 2 仕事に伴って、食事・食費が支給されること。
顎(あご)で使(つか)・う
高慢な態度で、意のままに人を使う。「親を—・う」