たぐい【類い/比い】
《動詞「たぐう」の連用形から》 1 同じ種類のもの。同類。「市場にこの—の物が出まわる」「小動物の—」 2 同じ程度のもの。同等のもの。「—まれな才能」 3 一緒にいるもの。仲間。「同じさまにも...
たぐい‐な・い【類いない】
[形][文]たぐひな・し[ク]他にくらべるものがないほど、その程度がはなはだしい。「—・い剣の達人」
たぐい‐まれ【類い稀】
[形動][文][ナリ]非常に数が少なく、珍しいさま。めったにないことであるさま。「—な美しさ」「—なる才能」
たぐ・う【類う/比う】
[動ワ五(ハ四)] 1 同等のものとして肩を並べる。匹敵する。「この世に—・うべきものがない」 2 並ぶ。添う。「たぐひよく—・へる妹を」〈孝徳紀・歌謡〉 3 共に行く。伴う。「雪あられなどの...
たぐ・える【類える/比える】
[動ア下一][文]たぐ・ふ[ハ下二] 1 並べて比較する。また、なぞらえる。「他に—・えるものがない」 2 並ばせる。添わせる。「花の香を風のたよりに—・へてぞ鶯(うぐひす)さそふしるべにはやる...
るい【類】
1 互いに似ていること。同じ種類のものであること。また、そのもの。「ビタミンの—が欠乏する」「—を異(こと)にする」「古今に—を見ない出来事」 2 生物の分類上の綱(こう)・目(もく)などに相当...
るい【類】
[音]ルイ(呉)(漢) [訓]たぐい [学習漢字]4年 1 互いに似た性質でまとめられるものの集まり。たぐい。「類別/衣類・魚類・穀類・種類・書類・生類(しょうるい)・親類・人類・鳥類・党類・糖...
るい‐えん【類縁】
1 親類縁者。一族。「—の者だけで法事を営む」 2 互いに近い関係にあること。「—関係にある植物」
るい‐えん【類苑】
同じ種類の事柄を集めた書物。「古事—」
るいおん‐ご【類音語】
発音のしかた、または聞こえが似ている二つ以上の語。「おばさん」と「おばあさん」、「あし(足)」と「はし(嘴)」などの類。