あい‐こ【愛顧】
[名](スル)目をかけ引き立てること。引き立てられる側からいう語。ひいき。「今後ともいっそうの御—を賜りますよう」
いっ‐こ【一顧】
[名](スル)ちょっと振り返って見ること。ちょっと心にとめてみること。一考。「—だにしない」「好事家(こうずか)が偶(たまたま)—するに過ぎないから」〈鴎外・渋江抽斎〉
おう‐こ【枉顧】
まげて顧みること。相手の来訪を敬っていう語。枉駕(おうが)。
おん‐こ【恩顧】
情けをかけること。よくめんどうをみること。「—をこうむる」「—に報いる」
かい‐こ【回顧】
[名](スル) 1 過ぎ去ったことを思い起こすこと。「学生時代を—する」 2 後ろを振り返ること。「客室内を—し、アリスの一隅に坐するを観(み)て」〈織田訳・花柳春話〉
きゃっか‐しょうこ【脚下照顧】
禅家で、足もとに気をつけよの意。自己反省、または日常生活の直視を促す語。
けい‐こ【恵顧】
人をかわいがり、目をかけること。ひいきすること。「—を賜る」
けん‐こ【眷顧】
[名](スル)特別に目をかけること。ひいき。「—をこうむる」「これを飾り、これを愛し、これを—し」〈福沢・文明論之概略〉
こ【顧】
[常用漢字] [音]コ(漢) [訓]かえりみる かえって 1 振り返って見る。「顧眄(こべん)・顧望/一顧・後顧・四顧・指顧・右顧左眄(うこさべん)」 2 思いめぐらす。「顧命・顧問・顧慮/回顧...
こう‐こ【後顧】
1 後ろを振り返って見ること。 2 あとあとを気遣うこと。「—の老父母を以て…或は戦死し、或は大傷す」〈独歩・愛弟通信〉