斜(しゃ)に構(かま)・える
1 剣道で、刀を斜めに構える。 2 身構える。改まった態度をする。「風上へ—・え、糸のように目を細くして立ち竦んでいる」〈里見弴・多情仏心〉 3 物事に正対しないで、皮肉やからかいなどの態度で臨...
じゅう‐はん【縦帆】
帆船の船首と船尾を結ぶ線に沿って、帆柱の片側に張られる帆。三角型の帆が多く、操帆作業が容易で、風上への逆走性能にすぐれ、小型船に多い。スクーナーがその典型。⇔横帆。
すあい【牙儈】
1 売買の仲買をする者。また、その手数料。周旋料。才取り。すわい。「商人(あきんど)の—を取るとは、武士の風上にも置かぬ奴」〈浮・世間猿〉 2 (「牙婆」「女商」「数間」などとも書く)「牙儈女」...
スナイプ‐きゅう【スナイプ級】
《snipe class》日本ヨット協会が公式戦で採用しているヨットで、全長4.72メートルの二人乗りの艇。艇の横流れを防ぎ、水中抵抗を大きくして風上へ走ることができるよう艇の底の中心線に垂下板...
ぜん‐えん【前縁】
1 前世の因縁。 2 前の方の縁(ふち)。 3 航空機の翼の、気流に対して風上側の縁。
そうふう‐せい【走風性】
空気の流れによって起こる走性。トンボやガは風上に向かう正の走風性を示すことが知られる。
タッキング【tacking】
ヨットで、艇首を風上に向けるようにしながら、風を受ける舷を他方に変えること。上手回し。
つめ‐ひらき【詰(め)開き】
1 かけひき。談判。「—の演説(せりふ)」〈魯文・安愚楽鍋〉 2 貴人の前から退出する際、左か右へからだを回して立つこと。〈貞丈雑記〉 3 出所進退。「息を継ぎて、礼義のべ、諸事の—見るさへ武士...
にんじんじょう‐ぐも【人参状雲】
気象衛星による画像で、にんじん状の細長い三角形をした雲。風上から風下に向かって広がる積乱雲の列と、上層の風で流されるかなとこ雲からなる。風上側の先端部分は、豪雨・突風・雷など激しい気象現象を伴う...
バルハン【barchan】
砂漠地帯で見られる典型的な砂丘。上から見ると三日月形で、風上側は緩やかな勾配の凸面を成し、風下側は急傾斜の凹面で両端が角のように延びる。風が強い割に砂の供給が少ない場所で見られる。バルカン。三日...