きん‐つば【金鍔/金鐔】
1 金または金色の金属で作った、刀の鍔。近世、伊達(だて)な風俗とされた。 2 「金鍔焼き」の略。 3 ぜいたくで華美な人。「—は余程かうじた山師なり」〈柳多留・五〉 4 主君の寵愛(ちょうあい...
ぎし‐わじんでん【魏志倭人伝】
魏志にある東夷(とうい)伝の倭人に関する記事の通称。3世紀前半ごろの日本の地理・風俗・社会・外交などをかなり詳細に記述している、最古のまとまった文献。
くえきれっしゃ【苦役列車】
西村賢太の中編小説。日雇い労働者として働き、酒と風俗に溺れる若者の生活を描く。平成22年(2010)発表。同年、第144回芥川賞を受賞。平成24年(2012)映画化。
くず【国栖/国巣/国樔】
《「くにす」の音変化》 1 古代、大和の吉野川上流の山地にあったという村落。また、その住民。宮中の節会(せちえ)に参り、贄(にえ)を献じ、笛を吹き、口鼓(くちつづみ)を打って風俗歌を奏した。くず...
くず‐うた【国栖歌】
古代、宮中の節会(せちえ)の際、国栖1が参内して奏した風俗歌。→国栖の奏(そう)
くに‐ぶり【国風/国振り】
1 その国や地方の風俗・習慣。御国振(おくにぶ)り。くにがら。 2 各地方の風俗歌(ふぞくうた)。民謡や俗謡。 3 (漢詩に対し)和歌。こくふう。
くにぶり‐の‐うた【国風歌/風俗歌】
「ふぞくうた(風俗歌)」に同じ。
くにぶり‐の‐まい【国風舞/風俗舞】
「ふぞくまい(風俗舞)」に同じ。
くらまえ‐ふう【蔵前風】
1 江戸時代、浅草蔵前の札差(ふださし)の豪奢(ごうしゃ)な風俗。 2 女性の髪の結い方の一。丸髷(まるまげ)の一種で、髷の根を高く、前後を短くして、髱(たぼ)を低くしたもの。江戸後期に流行。蔵...
くるわ‐よう【郭様】
遊里の風俗や様式。また、遊女らしい姿。遊里ふう。「髪の結ひぶり小利口にひっくるくるくる—」〈浄・卯月の紅葉〉