出典:gooニュース
飛鳥宮跡の最大建物跡、天武天皇の「御窟殿」か 病気平癒を祈った場と名大教授見解
飛鳥時代の首都、飛鳥宮跡(奈良県明日香村)で発掘された最大の建物跡について、天武天皇(在位673~86年)の飛鳥浄御原宮(きよみはらのみや)に設けられた「御窟殿(みむろのとの)」との見解を名古屋大の鶴見泰寿(やすとし)教授(歴史考古学)が示した。日本書紀では、御窟殿は芸に秀でた人への褒美の授与や、天武天皇の病気平癒の祈禱(きとう)が行われた場所と記述。
奈良・飛鳥宮跡で最大建物と確定 天皇住む「内裏」の先駆け
奈良県明日香村の飛鳥宮跡で、2009年度の調査で発見された最大級の掘っ立て柱建物跡(7世紀後半)の未発掘区域を調査し、建物は東西35.4メートル、南北15メートルだったことが確定した。県立橿原考古学研究所が27日、発表した。 建物跡は東西の端だけ柱間がほかより1.2メートル広い特徴があることも再び確認。
奈良・飛鳥宮跡で最大の建物跡見つかる 天武天皇の宮殿「飛鳥浄御原宮」の皇后宮説も
飛鳥時代の首都だった飛鳥宮跡(奈良県明日香村)を発掘している県立橿原考古学研究所は27日、同宮跡で最大の建物跡が見つかったと発表した。天武天皇(在位673~86年)の宮殿「飛鳥浄御原宮(あすかきよみはらのみや)」の施設とみられ、天皇が政務や儀式を行う「内郭(ないかく)」より外側にあることから、「皇后宮」などの説が浮上。宮殿構造を考える上で重要な資料になりそうだ。
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