あめ【飴】
もち米・サツマイモなどのでんぷんを麦芽や酸の作用によって糖化させた、粘りけのある甘い食品。また広く、砂糖を煮つめて香料・着色料などを加えて固めたキャンディーも含めていう。
あめ‐いろ【飴色】
水飴のような色。透明な黄褐色。「—の瓶」
あめ‐うり【飴売り】
飴を売り歩く行商人。近世からあり、チャルメラなどを吹いて売り歩いた。
あめ‐がし【飴菓子】
菓子としての飴。また、飴を材料とする菓子。
あめ‐ざいく【飴細工】
1 晒(さら)し飴で人・鳥・獣・草花などの形を作ったもの。 2 見かけだけ美しくて実質のないもの。また、その場限りの粗雑な仕事。
あめ‐だま【飴玉】
球状に丸めた固形の飴。
あめ‐ちまき【飴粽】
《「あめぢまき」とも》色が飴色のちまき。
あめ‐ちょこ【飴ちょこ】
《「ちょこ」は小さい意》小粒の飴玉。
飴(あめ)と鞭(むち)
支配や指導の方法で、甘い扱いをして譲歩する一方で厳しく締めつけることのたとえ。社会保険制度で労働者を優遇するとともに社会主義者鎮圧法を制定して支配した、ドイツのビスマルクの政策を評した言葉。
あめ‐に【飴煮】
小魚やクルミの実などを、みりん・水飴・醤油などを煮汁として甘くつやよく煮上げること。また、その煮たもの。あめだき。