ちょうせん‐あめ【朝鮮飴】
もち米の粉に水飴・砂糖を加えて練り上げて拍子木形にし、片栗粉をまぶしたもの。もと長生飴とよばれたが、秀吉の朝鮮出兵で加藤清正が籠城(ろうじょう)中にこれで飢えをしのいだので、のち朝鮮飴と称したと...
でんき‐あめ【電気飴】
「綿菓子(わたがし)」に同じ。
とうじん‐あめ【唐人飴】
江戸後期ころから明治にかけて、中国風の服装で唐人笛を吹き、歌をうたいながら、長崎名物と称する飴を売り歩いた者。また、その飴。のちには唐人笛だけを吹き、飴と木製の笛を売って歩いた。
ねじり‐あめ【捩り飴】
さらし飴を細長くし、ねじったもの。
のど‐あめ【喉飴】
のどに何らかの作用がある飴の総称。炎症やせき・たんなどの症状を抑える医薬品や、それに準ずる医薬部外品、清涼感を楽しむための食品など、さまざまな種類がある。
ひやし‐あめ【冷(や)し飴】
飴湯を氷でよく冷やしたもの。
ぶっきり‐あめ【打っ切り飴】
棒状の硬い飴を小口切りにしたもの。ぶっきり。
べっこう‐あめ【鼈甲飴】
黒砂糖や赤ざらめなどを煮て溶かし、型に流して固めた飴。色が鼈甲に似る。
みず‐あめ【水飴】
粘りけのある液状の飴。でんぷんを酸あるいは酵素で糖化させて作る。汁飴。
よかよか‐あめ【善か善か飴】
物売りの一。飴をさした盤台を頭上にのせ、太鼓を打ち「よかよか、どんどん」とはやしながら、飴を売り歩いたもの。明治から昭和初期まであった。