お‐びと【首】
《「おおひと(大人)」の音変化という》 1 長官。首領。「汝(な)は我が宮の—たれ」〈記・上〉 2 古代の姓(かばね)の名の一。伴造(とものみやつこ)など地方の小豪族に与えられた。おうと。
かしら【頭】
[名] 1 人間や動物の首から上の部分。あたま。こうべ。「尾—つき」「—、右」「—に霜を置く」 2 髪の毛。頭髪。「—を剃(そ)る」 3 物のいちばん上、または先の部分。先端。「八歳を—に三人...
くし【髪】
(「おぐし」「みぐし」の形で用いる) 1 頭髪。かみ。「御—長く美しうて」〈栄花・花山尋ぬる中納言〉 2 (「首」「頭」と当てて書く)頭。くび。「御—も痛く、身も熱き心地して」〈源・夕顔〉
くび【首/頸】
1 脊椎動物の頭と胴をつないでいる部分。頸部(けいぶ)。 2 1の上の部分全体。あたま。かしら。こうべ。「—をかしげる」 3 1に似た形。また、それに該当する部分。「びんの—」 4 衣服の1にあ...
こうべ【首/頭】
《「髪辺(かみへ)」または「上部(かみへ)」の音変化か》くびから上の部分。あたま。かしら。「—を垂れる」「正直の—に神宿る」
こ‐の‐かみ【兄/首/氏上】
《「子の上(かみ)」の意から》 1 長男。「—を箭田珠勝大兄(やたのたまかつのおひね)の皇子と曰す」〈欽明紀〉 2 兄。または、姉。「この男の—も衛府の督(かみ)なりけり」〈伊勢・八七〉 3 年...
しゅ【首】
[名]主だった者。かしら。 [接尾]助数詞。漢詩や和歌を数えるのに用いる。「律詩三—」「返し歌一—」
しゅ【首】
[音]シュ(呉) [訓]くび こうべ かしら しるし はじめ おびと [学習漢字]2年 〈シュ〉 1 頭。「首級・首足/鳩首(きゅうしゅ)・頓首(とんしゅ)・馬首」 2 頭と胴の間の部分。くび...
しるし【首/首級】
《「印」と同語源》討ち取った首。しゅきゅう。
つかさ【長/首】
1 主要な人物。首長。おさ。「宮の—は、すなはち脚摩乳(あしなづち)、手摩乳なり」〈神代紀・上〉 2 主要なもの。「古(いにしへ)よ今の現(をつつ)に万調(よろづつき)奉る—と作りたるその生業(...