ち【馳】
[人名用漢字] [音]チ(漢) [訓]はせる 馬を走らせる。「馳駆・馳走/背馳」 [名のり]とし・はやし
ち‐く【馳駆】
[名](スル) 1 馬を走らせること。「草原を—する」 2 走りまわること。また、あれこれと力を尽くすこと。奔走。「東西に—すること、茲(ここ)に十五年」〈鉄幹・東西南北〉 3 競争すること。「...
ち‐そう【馳走】
[名](スル) 1 《その準備のために走りまわる意から》食事を出すなどして客をもてなすこと。また、そのための料理。「友人宅で—にあずかる」→御馳走(ごちそう) 2 走り回ること。奔走。「東西に—...
ち‐てい【馳騁】
1 馬を走らせること。 2 奔走すること。また、思いのままに動きまわること。「硝煙弾雨の間に—し」〈東海散士・佳人之奇遇〉
ち‐どう【馳道】
天皇や貴人の通る道。輦路(れんろ)。
は・す【馳す】
[動サ下二]「はせる」の文語形。
はせ‐くだ・る【馳せ下る】
[動ラ五(四)] 1 高地から低地へ馬などをかけさせる。走り下る。「ふもとの村まで—・る」 2 大急ぎで都から地方へ向かう。「都を立って播磨国に—・り」〈太平記・二七〉
はせ‐さん・じる【馳せ参じる】
[動ザ上一]「馳せ参ずる」(サ変)の上一段化。「急を聞き—・じる」
はせ‐さん・ずる【馳せ参ずる】
[動サ変][文]はせさん・ず[サ変]大急ぎで参上する。「教え子が師の元へ—・ずる」
はせ‐せいしゅう【馳星周】
[1965〜 ]小説家。北海道の生まれ。本名、坂東齢人(としひと)。「不夜城」で小説家デビュー。続編の「鎮魂歌」で日本推理作家協会賞受賞。「少年と犬」で第163回直木賞を受賞した。他に「漂流街」...