するが【駿河】
旧国名の一。東海道に属し、今の静岡県の中央部にあたる。駿州(すんしゅう)。 静岡市の区名。同市の南西海岸部を占める。登呂(とろ)遺跡、東照宮などがある。
するが‐く【駿河区】
⇒駿河
するが‐しゅうじょうかいぼん【駿河舟状海盆】
⇒駿河トラフ
するがだい【駿河台】
東京都千代田区北部の地名。徳川家康の死後、駿府(すんぷ)の旗本を居住させたのでこの名がある。明治大学・日本大学やニコライ堂がある。神田駿河台。駿台(すんだい)。
するがだい‐だいがく【駿河台大学】
埼玉県飯能(はんのう)市にある私立大学。昭和62年(1987)の開設。平成3年(1991)に大学院を設置した。
するが‐トラフ【駿河トラフ】
駿河湾の中央部をほぼ南北にのびる細長い海底の凹地(トラフ)。南は南海トラフに続く。フィリピン海プレートの沈み込み帯で、安政の東海道大地震など巨大地震が繰り返し発生している。駿河舟状海盆。
するが‐どい【駿河問い】
江戸前期の拷問法の一。被疑者の手足を後ろに回して一緒にくくり、背中に石をのせ、天井からつり下げて、ぐるぐる回すもの。駿府(すんぷ)の町奉行彦坂九兵衛が始めたという。駿河問状(もんじょう)。
するが‐に【駿河煮】
白焼きにしたタイを、出し汁に酢を加えて煮た料理。
するが‐の‐くに【駿河国】
⇒駿河
するが‐ばん【駿河版】
徳川家康が駿府(すんぷ)で林羅山や崇伝(すうでん)らに命じて出版させた、日本最初の銅活字の版本。「大蔵一覧集」「群書治要」がある。