こう‐ざん【高山】
標高の高い山。⇔低山。
こうざん‐きこう【高山気候】
高山に特徴的な気候。気温は高さが増すにつれて下がり、霧が多くなり、雪線以上では万年雪や氷河がある。ケッペンの気候区分には含まれず、後に追加された。符合はH。
こうざん‐こく【高山国】
近世に日本人の用いた、台湾の呼称。
こうざん‐しょくぶつ【高山植物】
主に高山帯に生育する植物。小形の多年生草木や小低木が多く、地下部が発達し、花は鮮やかな色彩をもつ。生長期間が短いので花が一斉に咲き、お花畑ができる。コケモモ・チングルマ・イワオウギなど。
こうざん‐じ【高山寺】
京都市右京区にある単立法人の寺。もと真言宗御室派の別格本山。山号は栂尾(とがのお)山。古く度賀尾寺といい、建永元年(1206)明恵(みょうえ)が再興して現寺号に改めた。石水院と、寺宝の鳥獣戯画巻...
こうざん‐そうげん【高山草原】
森林限界以上の高山帯に発達する草原。高山植物が群生する、いわゆるお花畑になる。
こうざん‐ぞく【高山族】
台湾先住民族の総称。古代にインドネシア方面から渡来したとされ、9部族に分かれる。日本統治時代には高砂(たかさご)族と呼ばれた。
こうざん‐たい【高山帯】
植物の垂直分布帯の一。森林限界より上、雪線より下の地帯。植生により、地衣帯・草本帯・低木帯に分けられる。日本では、中部地方の標高2500メートル以上の山地をさす。
こうざん‐ちょう【高山蝶】
高山帯に分布するチョウ。日本ではアサヒヒョウモン・ウスバキチョウ・タカネヒカゲのほか、それより低い所でもみられるミヤマモンキチョウ・クモマベニヒカゲなども含めていう。
こうざん‐びょう【高山病】
比較的短時間のうちに高山へ登ったときに起こる症状。気圧の低下や酸素の欠乏などが原因となる。息切れ・めまい・動悸(どうき)・頭痛・吐き気・耳鳴り・難聴など。山岳病。