こうや【高野】
和歌山県の高野山のこと。また、そこにある金剛峰寺(こんごうぶじ)や真言宗・弘法大師などをさす。
こうや‐がさ【高野笠】
高野聖(ひじり)などがかぶった大きな檜笠(ひがさ)。
こうや‐がみ【高野紙】
高野山付近から産出する紙。高野版・障子・傘などに用いられた。
こうや‐ぎれ【高野切】
《もと高野山の所蔵であったところから》古筆切(こひつぎれ)の一。現存最古の古今集の写本の断簡で、紀貫之筆の伝承がある。
こうやぐち【高野口】
和歌山県橋本市の地名。旧町名。紀ノ川に臨み、高野山参詣の登山口として栄えた。平成18年(2006)3月、橋本市と合併。
こうや‐こけしのぶ【高野苔忍】
コケシノブ科の常緑、多年生のシダ。樹幹や岩上に生える。葉は多数に分かれ、各裂片に1本の葉脈をもつ。名は、発見された高野山にちなむ。
こうや‐さん【高野山】
和歌山県北東部の山地。標高1000メートル内外の山に囲まれた準平原。真言宗の総本山金剛峰寺(こんごうぶじ)と門前町の高野町(こうやちょう)がある。平成16年(2004)「紀伊山地の霊場と参詣道...
こうや‐さんかた【高野三方】
平安時代以来、分かれた高野山の僧徒の三派の称。学侶方(がくりょがた)・行人方(ぎょうにんがた)・聖方(ひじりかた)となっていたが、明治以降は廃止、統合された。
こうやさん‐だいがく【高野山大学】
和歌山県伊都郡高野町にある私立大学。明治19年(1886)設立の真言宗古義大学林を母体に、大正15年(1926)旧制大学となり、昭和24年(1949)新制大学に移行。
こうや‐どうふ【高野豆腐】
《もと、高野山の宿坊でつくったところから》「凍り豆腐」に同じ。《季 冬》