たか‐ば・る【高張る】
[動ラ四]値を高くつける。高く売る。「それからは身請け穿鑿(ぜんさく)。親方が—・る」〈浄・浪花鑑〉
たか‐ひ【高日】
高く天に照る日。また、天上。
たか‐ひかる【高光る】
[枕]空高く輝き光る意から、「日」にかかる。「—日の御子(みこ)やすみしし我が大君」〈記・中・歌謡〉
たか‐ひく【高低】
《「たかびく」とも》高いことと低いこと。また、高い所と低い所とがあって平らでないこと。でこぼこ。こうてい。「—のある道」
たか‐ひざまずき【高跪き】
両ひざを地につけて腰を伸ばした姿勢。また、その姿勢をとること。「—といふ居ずまひに」〈枕・五六〉
高日(たかひ)知(し)ら・す
《天上を治める意から》天皇・皇族など高貴の人が死去する。「泣沢(なきさは)の神社(もり)に神酒(みわ)据ゑ祈れども我(わ)が大君は—・しぬ」〈万・二〇二〉
たか‐ひも【高紐】
1 鎧(よろい)の後胴に続く肩上(わたがみ)の先端と前胴の胸板(むないた)をつなぐ、懸け外しの鞐(こはぜ)をつけた紐。近世は、相方が引き合うことから相引きの緒ともいう。 2 当世具足の引き合わせの緒。
たか‐びしゃ【高飛車】
[名・形動] 1 将棋で、浮き飛車のこと。 2 相手に対して高圧的な態度をとること。また、そのさま。「—な物言い」「—に出る」
たか‐ふだ【高札】
1 ⇒こうさつ(高札) 2 入札で最も値段の高いもの。
たか・ぶ【高ぶ】
[動バ上二]思い上がる。高慢になる。高ぶる。「心—・びて順(まつろ)ふこと無し」〈安閑紀〉