あさね‐がみ【朝寝髪】
朝、起きたときの乱れた髪。「—我は梳(けづ)らじうるはしき君が手枕(たまくら)触れてしものを」〈万・二五七八〉
あらい‐がみ【洗い髪】
洗ったままで、まだ調えてない女性の髪。《季 夏》「—かわく間月の籐椅子に/久女」
いぎす【海髪】
イギス科の紅藻。干潮線付近の岩や海藻に着生。糸状で二つまたは四つに枝分かれする。刺し身のつまや、糊(のり)の材料にする。
いっ‐ぱつ【一髪】
1 1本の髪の毛。 2 遠くの山々の景色が、1本の髪の毛のようにかすかに見えること。「青山—」 3 《1本の髪の毛をはさむほどのゆとりしかない意から》非常に差し迫っていること。余裕のないこと。「...
い‐はつ【遺髪】
死者の形見としてのこされた髪。
いれ‐がみ【入れ髪】
髪を結うときに、形を整えるために補う毛髪。日本髪や束髪などの、大きくふくらませる髪形に用いる。入れ毛。添え髪。かもじ。
うえ‐がみ【植(え)髪】
植毛・付け髪・かつらなどの総称。
うご【海髪】
オゴノリの別名。《季 春》「—抱くその貝殻も数知れず/汀女」
うしろ‐がみ【後ろ髪】
1 後頭部の髪の毛。 2 (「後ろ髪を引かれる」の形で)心残りがしてなかなか思い切れないこと。「—を引かれる思いで家を出た」
うちたれ‐がみ【打(ち)垂れ髪】
結い上げないで垂らした髪。中古・中世の女性や小児の普通の髪形。