うし‐おに【牛鬼】
1 牛の形をした妖怪。また、地獄の獄卒である牛頭(ごず)。 2 愛媛県宇和島市の秋祭りに出る真っ赤で長大な牛の作りもの。また、それをまねて作った玩具。
えき‐き【疫鬼】
疫病をはやらせるという悪神。疫病神。
えん‐き【冤鬼】
無実の罪で刑に処せられて死んだ人の、恨みのこもった霊。
お‐がき【男餓鬼】
男の餓鬼。⇔女餓鬼(めがき)。「寺々の女餓鬼申さく大神(おほみわ)の—賜(たば)りてその子産まはむ」〈万・三八四〇〉
おに【鬼】
《「おん(隠)」の音変化で、隠れて見えないものの意とも》 [名] 1 仏教、陰陽道(おんようどう)に基づく想像上の怪物。人間の形をして、頭には角を生やし、口は横に裂けて鋭い牙(きば)をもち、裸...
おに【鬼】
人形美術家、川本喜八郎による短編の人形アニメーション作品。昭和47年(1972)制作。「今昔物語集」に着想を得た怪談。
かがみ‐おに【屈み鬼】
子供の遊戯で、鬼ごっこの一種。捕まえられそうになったときにかがめば捕まえられないで済むもの。
かくれ‐おに【隠れ鬼】
「隠れん坊」に同じ。
かわ‐せがき【川施餓鬼】
水死人の霊を弔うために、川岸や舟の上で行う施餓鬼供養。《季 秋》
かんらくのおに【歓楽の鬼】
長田秀雄の処女戯曲。1幕。明治43年(1910)発表。翌年、自由劇場により初演。ノルウェーの劇作家、イプセンの影響が見られる。