げき‐りん【逆鱗】
《竜のあごの下にある逆さに生えたうろこに人が触れると、竜が怒ってその人を殺すという「韓非子」説難の故事から》天子の怒り。転じて、目上の人の怒り。
こうとう‐りん【後頭鱗】
後頭骨の大後頭孔の後方にある広い扁平な部分。上方で頭頂骨、下方で側頭骨と接する。
こけ【鱗】
「こけら(鱗)」に同じ。
こけら【鱗】
魚・蛇などの、うろこ。こけ。
さい‐りん【細鱗】
1 細かいうろこ。 2 小さい魚。
さんじゅうろく‐りん【三十六鱗】
《体側にうろこが36枚並ぶところから》コイの別名。
じゅん‐りん【楯鱗】
サメ・エイ類にみられるうろこ。真皮から突出した象牙質をエナメル質が覆い、構造は歯と似る。サメでは密生して鮫肌(さめはだ)となるが、エイでは散在する。
ぜんとう‐りん【前頭鱗】
前頭骨の大部分を占める、貝殻のような形状の部分。額の骨格をつくる。
そくとう‐りん【側頭鱗】
側頭骨の外耳孔の上方にある、垂直に立つ半円形の薄い骨板。側頭骨鱗部。
へん‐りん【片鱗】
1 1枚のうろこ。 2 多くの中のほんの少しの部分。一端。「—をうかがわせる」