とどろ‐め・く【轟めく】
[動カ四]鳴り響く。とどろく。「谷へ—・きて逃げ行く音す」〈宇治拾遺・八〉
ど‐どん
[副]銃砲・落石・爆発・大波などの強く鳴り響く音を表す語。「—と祝砲が響く」
どん
[名]正午を知らせる空砲。サイレンの普及する以前の明治初期から昭和初期にかけて行われ、東京では丸の内で鳴らした。 [副] 1 弾薬などが炸裂するときや、太鼓を強く打ったときなどに響く、低くて...
なが‐なり【長鳴り】
長い間鳴り響くこと。「弓は強し、浦響くほど—して」〈平家・一一〉
はた‐め・く
[動カ五(四)]《「はた」は擬声語。「ばためく」とも》 1 布や紙などが風に吹かれてはたはたと動く。また、音を立ててひるがえる。「幟(のぼり)が—・く」 2 揺れるように鳴り響く。響きわたる。と...
ぼおん
[副] 1 鐘などが低く鳴り響くさま。「大きな柱時計が—と鳴る」 2 物を強く打つさま。物が勢いよく当たるさま。「—と壁にぶつかる」 3 火が勢いよく燃えあがるさま。また、爆発したり破裂したりす...
らい‐どう【雷動】
かみなりの鳴り響くように、どよめき騒ぐこと。「夜々の蜂起、谷々の—やむ時無し」〈太平記・二四〉
りょう‐りょう【喨喨】
[ト・タル][文][形動タリ]音の明るく澄んで鳴り響くさま。「—たるトランペットの響き」
りん‐ろう【琳瑯/琳琅】
[名]美しい玉の名。また、美しい詩文をたとえていう語。「芸術家は無数の—を見、無上の宝璐(ほうろ)を知る」〈漱石・草枕〉 [ト・タル][文][形動タリ]玉などが触れ合って美しく鳴り響くさま。...
れい‐れい【玲玲】
[形動タリ]音が美しく鳴り響くさま。「—たる鈴の声は」〈太平記・二五〉