えん‐おう【鴛鴦】
《「鴛」は雄の、「鴦」は雌のオシドリ》 1 オシドリのつがい。 2 《オシドリの雌雄がいつも一緒にいるところから》夫婦の仲のむつまじいことのたとえ。
えんおう‐の‐ちぎり【鴛鴦の契り】
夫婦仲のむつまじいことのたとえ。
えんおう‐の‐ふすま【鴛鴦の衾】
夫婦が共寝をする夜具。
おし【鴛鴦】
オシドリの古名。《季 冬》
おし‐かも【鴛鴦鴨】
オシドリの別名。
おし‐どり【鴛鴦】
1 カモ科の鳥。全長48センチくらい。雄の冬羽は橙(だいだい)色や緑色で美しく、翼に銀杏羽(いちょうば)があり、冠羽やほおの飾り羽をもち、くちばしは赤い。雌は全体に地味な灰褐色で、目の周囲から後...
おしどりじゅもん【鴛鴦呪文】
三上於菟吉の小説。大正15年(1926)から昭和2年(1927)にかけて発表。昭和5年(1930)、高橋寿康監督により映画化。
おしどり‐の【鴛鴦の】
[枕]オシドリが水に浮くところから、「憂き」にかかる。「隠れなく流れての名を—憂き例(ためし)にやならむとすらむ」〈千載・雑下〉
おしどり‐ふうふ【鴛鴦夫婦】
《オシドリの雌雄がいつも一緒にいるところから》仲むつまじい夫婦をいう語。
鴛鴦(おし)の衾(ふすま)
夫婦仲がむつまじいようにと、オシドリの模様をつけた夜具。また、男女の共寝のたとえ。鴛鴦(えんおう)の衾(ふすま)。