ねり‐そ【練り麻】
木の枝、または、つる草などをねじって縄の代わりとしたもの。薪などを束ねるときに用いる。「かの丘に萩刈るをのこ縄をなみねるや—の砕けてぞ思ふ」〈拾遺・恋三〉
の‐まお【野真麻】
カラムシの別名。
はく‐ま【白麻】
1 白い麻の布。 2 《中国、唐代に詔勅に白い麻の紙を用いたところから》天子の勅書。 3 紙の異称。〈日葡〉
はつ‐お【初麻】
その年に初めて収穫したアサ。
ハルマ【波留麻/波児馬】
《オランダ人フランソワ=ハルマ(François Halma)の蘭仏辞典を基礎にしたところから》蘭和辞典「波留麻和解(ハルマわげ)」「道富波留麻(ドウーフハルマ)」の通称。
ひた‐さお【直さ麻】
他の糸を交えない純粋の麻。「—を裳には織り着て」〈万・一八〇七〉
ひ‐ま【蓖麻】
トウゴマの別名。
開(ひら)け胡麻(ごま)
アラビアの説話「アリババと四十人の盗賊」で、盗賊団の宝をかくした洞窟(どうくつ)の扉(とびら)を開ける呪文(じゅもん)。
へ‐そ【綜麻/巻子】
《「へ」は動詞「綜(へ)る」の連用形から。「そ」は「麻」》紡いだ糸を環状に幾重にも巻いたもの。おだま。おだまき。「—紡麻(うみを)を針に貫きて」〈記・中〉
へそ‐の‐ごま【臍の胡麻】
俗に、へそにたまる垢(あか)のこと。