くろ‐ぎぬ【黒衣】
1 黒色の衣服。律令制では、家人・奴婢(ぬひ)の衣とされる。くろききぬ。「軍(いくさ)こぞりて悉(ふつく)に—を被(かうむ)りて」〈崇峻紀〉 2 喪服。ふじごろも。くろききぬ。
くろ‐ご【黒衣/黒子】
《「くろこ」とも》 1 歌舞伎で、俳優の演技や舞台進行の介添えをする人が着る黒い衣装。また、その人。人形浄瑠璃では、人形遣いが着る黒い衣装。くろんぼう。黒具(くろぐ)。 2 表に出ないで物事を処...
こく‐い【黒衣】
黒色の衣服。特に、仏教の僧の着る墨染めの衣。また、牧師や修道女のまとう僧衣。こくえ。
こくいせいぼ【黒衣聖母】
日夏耿之介の第2詩集。大正10年(1921)刊。
こくい‐の‐さいしょう【黒衣の宰相】
僧職にありながら政治に参与し、大きな勢力を持つ者。こくえのさいしょう。
こく‐え【黒衣】
「こくい(黒衣)」に同じ。
こくえ‐ごめん【黒衣御免】
室町時代、幕府が、出家した武士に墨染めの衣の着用を許可したこと。
こくえ‐の‐さいしょう【黒衣の宰相】
「こくいのさいしょう(黒衣の宰相)」に同じ。