ひげ‐くろ【髭黒/鬚黒】
[名・形動ナリ]《「ひげぐろ」とも》黒々とひげが生えていること。また、そのさま。「男の、—に血眼(ちまなこ)なるが」〈太平記・二九〉
ひた‐ぐろ【直黒】
[名・形動ナリ]全体が黒いこと。また、そのさま。まっくろ。「—なる田笠という物の」〈今昔・一五・一五〉
ビロード‐きんくろ【ビロード金黒】
カモ科の鳥。全長58センチくらい。雄は全身黒色で、翼に白帯があり、黄色いくちばしの付け根に隆起がある。雌は茶色で、目の下に淡色部がある。冬に北海道・本州の海でみられる。
ふし‐ぐろ【節黒】
ナデシコ科の越年草。山地に生え、高さ約80センチ。茎の節が暗紫色をし、葉が対生してつく。夏、白い小花を輪生する。薩摩にんじん。
まっ‐くろ【真っ黒】
[名・形動] 1 純粋に黒いこと。また、そのさま。「—な(の)髪」 2 日焼け、雪焼けなどで肌が黒いこと。また、そのさま。「海水浴帰りの—な(の)顔」 3 汚れて黒ずんでいること。また、そのさま...
むな‐ぐろ【胸黒】
チドリ科の鳥。全長24センチくらい。夏羽は顔・胸・腹にかけて黒くなる。ユーラシア北部で繁殖。オーストラリアへ渡り、日本では春・秋に田などでみられる。あいぐろ。《季 冬》
め‐ぐろ【目黒/眼黒】
1 目の中央の黒い部分。黒目。 2 スズメ目メジロ科の鳥。全長14センチくらい。背面は灰褐色がかった黄緑色で、下面が黄色く、目の周辺に黒い三角形の斑がある。小笠原諸島にのみ分布し、花や実の蜜を好...
めぐろ【目黒】
東京都の区名。北部を目黒川が流れる。住宅地。目黒不動・祐天寺がある。人口26.9万(2010)。
やわた‐ぐろ【八幡黒】
黒く染めた柔らかい革。山城国(京都府)八幡に住む神人らが製したところからいう。下駄の鼻緒などに用いた。