かし‐みせ【河岸見世】
江戸、新吉原にあった格式の低い遊女屋。遊郭周囲のお歯黒どぶに沿って、東西の河岸にあったところからいう。小格子(こごうし)。
かしら【頭】
[名] 1 人間や動物の首から上の部分。あたま。こうべ。「尾—つき」「—、右」「—に霜を置く」 2 髪の毛。頭髪。「—を剃(そ)る」 3 物のいちばん上、または先の部分。先端。「八歳を—に三人...
かしら‐だか【頭高】
[名]ホオジロ科の鳥。全長約15センチ。背は栗色で、腹は白い。春に雄は頭頂部とほおが黒くなる。頭の羽毛を立てる習性がある。アジア東部に分布し、日本では冬鳥で、畑や雑木林でみられる。たすずめ。か...
カスル‐イブンワルダン【Qasr Ibn Wardan】
シリア西部、シリア砂漠にある要塞跡。ハマーの北東約60キロメートルに位置する。東ローマ帝国のユスティニアヌス1世により、ササン朝ペルシアに対する防衛のために建設。黒玄武岩と煉瓦(れんが)を交互に...
かず・く【被く】
《「潜く」と同語源。「かつぐ」とも》 [動カ四] 1 頭の上から覆う。頭に載せる。かぶる。「頭つきはいと白きに、黒き物を—・きて」〈源・手習〉 2 貴人から褒美に衣服をちょうだいする。また、そ...
かずさ‐もめん【上総木綿】
1 上総国で産出される木綿。 2 《1は丈(じょう)が短いため、「情(じょう)がない」にかけて》薄情なこと。また、その人。「なんぼ黒い色男でも—ぢゃあいかねえによ」〈洒・寸南破良意〉
かずら‐おうぎ【鬘扇】
能で、鬘物(かずらもの)(三番目物)のシテが用いる扇。黒骨・端紅(つまくれない)の絵扇。
かずら‐おけ【鬘桶】
能や狂言の小道具で、高さ約45センチ、直径約30センチの黒漆塗り蒔絵(まきえ)の円筒形の桶。本来は腰掛けとして使い、歌舞伎でも流用する。腰桶。かつらおけ。
かずら‐ひげ【鬘髭】
ほおからあごにかけて鬘をつけたように黒々と生えているひげ。「—とかいふ頰(つら)つき、心づきなくて」〈源・椎本〉
かたかい‐がわ【片貝川】
富山県東部を流れる川。毛勝(けかち)三山西斜面に源を発し、魚津市と黒部市の境で布施(ふせ)川を合流して富山湾に注ぐ。2000メートルを超える山から長さ27キロで海に流れ出る急勾配(こうばい)のた...