かね‐はき【鉄漿吐き】
お歯黒で歯を染めるとき、口の中にたまった汁を吐き出すための容器。
かね‐はじめ【鉄漿始め】
平安時代以降、初めてお歯黒をつけるときの儀式。女は9歳、男は元服ののちに行われ、江戸時代では、女子だけが13歳または17、8歳ごろに行った。
か‐の‐くつ【靴の沓】
晴れの儀式のとき、束帯に用いた靴。革製、黒漆塗りで、上部を靴氈(かせん)とよぶ赤地または青地の錦で飾る。足首に靴帯(かたい)という金銅の鉸具(かこ)をつけた革の帯をつける。靴(か)。
かのこ‐が【鹿の子蛾】
鱗翅(りんし)目カノコガ科のガ。翅(はね)の開張3〜4センチ。翅は黒色の地に白紋が散在し、体に橙色の2本の帯がある。日中に樹間や草むらを弱々しく飛ぶ。幼虫の食草はスイバ・ギシギシ・タンポポなど。...
かびら‐わん【川平湾】
沖縄県八重山諸島の石垣島西部にある湾。散在する小島と珊瑚礁(さんごしょう)の海に囲まれ、島内で最も美しい入り江として名高い。南岸には黒真珠の養殖場がある。西表石垣国立公園の一部。
カピタン‐せった【カピタン雪駄】
革を3枚がさねにして、表を黒塗りまたは溜(た)め塗りにした雪駄。江戸前期から中期までの武士・医師・僧侶などが用いたもの。
カフカス【Kavkaz/Кавказ】
黒海およびアゾフ海とカスピ海に囲まれる地域。ロシア連邦南西部とジョージア・アゼルバイジャン・アルメニアにわたる。地下資源に富む。コーカサス。
カフカス‐さんみゃく【カフカス山脈】
《Bol'shoy Kavkaz/Большой Кавказ》ロシア連邦とジョージア・アゼルバイジャン両国との国境を走る山脈。最高峰は西部にあるエリブルース山の標高5633メートル。黒海から...
かぶと‐がに【兜蟹/鱟魚】
剣尾綱カブトガニ科の節足動物の総称。カニではなく、クモ類の近縁。古生代からの現存種で、生きた化石といわれる。全長約60センチ。青黒く硬い甲をかぶり、半円状の前体、五角形状の後体および細長い剣状の...
かぶと‐むし【兜虫/甲虫】
コガネムシ科の昆虫。体長4〜5センチ。体は黒褐色でつやがあり、雄は頭に角をもつ。主に夜活動し、クヌギ・サイカチなどの樹液を吸う。腐葉土中に産卵し、幼虫は越冬ののち、7月ごろ成虫となる。北海道南部...