からす‐いし【烏石】
1 黒色でつやのある石。漆石(うるしいし)とよぶ黒曜石のこと。 2 石炭の異称。
からす‐かんざえもん【烏勘左衛門】
1 《烏と同じ頭韻の「勘左衛門」を重ねて》カラスを人名に擬した語。 2 色の黒い人をあざけっていう語。
からす‐がい【烏貝】
1 イシガイ科の二枚貝。湖沼にすみ、貝殻は楕円形で殻長約20センチ。殻表は黒く光沢があり、内面は真珠光沢が強い。肉は食用、殻はボタン・貝細工の材料。《季 春》「—三つ四つのせて舟戻る/泊月」 2...
からす‐がみ【烏紙】
畳の縁布の下敷きに用いる紺黒色の和紙。
からす‐とんび【烏鳶】
タコ・イカの口にある、上下あごに相当する顎板(がくばん)のこと。黒褐色をし、これで食物を咀嚼(そしゃく)する。
からす‐ねこ【烏猫】
黒色の毛の猫。 [補説]江戸時代、労咳(ろうがい)(肺結核)の者が飼うと病気が治るとする俗信があった。
烏(からす)の髪(かみ)
黒くてつやのある髪。
からすのぬれば‐いろ【烏の濡れ羽色】
水にぬれた烏の羽のように、黒くてつやつやした色。「髪は—」
からす‐ば【烏羽】
烏の羽。黒い羽。敏達天皇の代に、高麗(こま)から来た、烏の羽に墨書きした手紙を湯気で蒸し、帛(ねりきぬ)に押し写して読み取ったという故事から、多く「烏羽に書く」の形で、見分けのつかないことのたと...
からすば‐いろ【烏羽色】
烏の羽の色。黒く青みのあるつややかな色。また、黒い色。からすば。