ふり‐つづみ【振鼓】
1 二つの小型の鼓を互いに直角の向きに重ねて柄で貫き、胴の側面に玉のついた糸をつけ、振ると玉が鼓の皮に当たって鳴る楽器。舞楽などで用いられる。 2 1に似せて小型に作ったおもちゃ。でんでん太鼓。
ふれ‐だいこ【触(れ)太鼓】
物事を人々に広く知らせるために打つ太鼓。特に相撲で、初日の前日に、呼び出しが太鼓をたたきながら興行が始まることを町中に触れ回ること。また、その太鼓。
ブリキのたいこ【ブリキの太鼓】
《原題、(ドイツ)Die Blechtrommel》ドイツの小説家、グラスの処女小説。1959年刊行。3歳の誕生日に地下室に落ちて以来、身体の成長をとめた少年オスカルの数奇な人生を描いた長編。「...
へい‐こ【兵鼓】
いくさのとき、合図に用いる太鼓。
ほう‐く【法鼓】
⇒ほっく(法鼓)
ほっ‐く【法鼓】
1 仏法。仏法を説くことを、戦闘での進軍の太鼓にたとえ、法鼓をたたくという。 2 禅寺の法堂(はっとう)の北東隅に備える太鼓。
ほりかわなみのつづみ【堀川波鼓】
浄瑠璃。世話物。3巻。近松門左衛門作。宝永4年(1707)大坂竹本座初演というが未詳。不義を犯したお種を、夫小倉彦九郎はやむなく自害させ、京都の堀川で女敵(めがたき)を討つ。近松三姦通物の一。
まめ‐だいこ【豆太鼓】
柄のついた小さな紙張りの太鼓の玩具。両側から糸を出し、その先に豆をつけて、振れば鳴るようにしたもの。
やぐら‐だいこ【櫓太鼓】
相撲場または昔の劇場で、開場や閉場を知らせるために櫓の上で打つ太鼓。
よう‐こ【腰鼓】
伎楽(ぎがく)などで用いた鼓(つづみ)の一種。胴の中央を細くし、両端に円形の革を張り、長いひもで首から腰のあたりに横につるして両手で打ち鳴らす。呉鼓(くれつづみ)。こしつづみ。