せぐ・る
[動ラ四]涙や吐きけなどがこみあげる。せきあげる。多く、「せぐりあげる」「せぐりくる」などと複合語の形で用いる。「九郎助は老の逸徹(いってつ)、息も涙も—・りかけ」〈浄・布引滝〉
せぐり‐あ・げる【せぐり上げる】
[動ガ下一][文]せぐりあ・ぐ[ガ下二]せきあげる。こみあげる。しゃくりあげる。「時々胸から—・げて来る涙を」〈秋声・あらくれ〉
つるし‐あ・げる【吊るし上げる】
[動ガ下一][文]つるしあ・ぐ[ガ下二] 1 物をつるして上へひきあげる。「高い枝に—・げる」 2 目などをひきつったように上にあげる。つりあげる。「遺恨の眦(まなじり)—・げ」〈露伴・露団々〉...
けり‐あ・げる【蹴り上げる】
[動ガ下一][文]けりあ・ぐ[ガ下二] 1 蹴って上にあげる。けあげる。「ボールを高く—・げる」 2 ものを下方から蹴る。けあげる。「腹を—・げる」
ひ‐めい【悲鳴】
[名](スル) 1 悲しんで鳴くこと。また、その声。「家鶏は窮屈なる籠に—す」〈独歩・愛弟通信〉 2 苦痛・恐怖などのために声をあげること。また、その声。「激痛に—をあげる」「またまた—する新太...
つり‐あ・げる【釣(り)上げる/吊り上げる】
[動ガ下一][文]つりあ・ぐ[ガ下二] 1 物をつって上へあげる。「クレーンで資材を—・げる」 2 (釣り上げる)魚を釣り針で釣って引きあげる。「かつおを—・げる」 3 ひきつったように上へあげ...
つくり‐た・てる【作り立てる】
[動タ下一][文]つくりた・つ[タ下二] 1 化粧や服装が際立つようによそおう。かざりたてる。「頭のてっぺんから足の先まで、新品で—・てる」 2 つくりあげる。こしらえあげる。また、新たに作る。...
れっ‐きょ【列挙】
[名](スル)並べあげること。一つ一つ数えあげること。「問題点を—する」
ねじ‐あ・げる【捩じ上げる/捻じ上げる】
[動ガ下一][文]ねぢあ・ぐ[ガ下二]ねじって上へあげる。ねじりあげる。「相手の腕を—・げる」
ゆすり‐あ・げる【揺すり上げる】
[動ガ下一][文]ゆすりあ・ぐ[ガ下二]ゆり動かしながらしだいに上へあげる。ゆりあげる。「背のザックを—・げる」