かど‐ぎれ【角布/角裂】
和装本で、本の中身の背の天と地の角を包む小さな布。補強と装飾を兼ねる。 [補説]洋装本の上製本では花布がこれにあたる。
かた‐むき【傾き】
1 傾くこと。また、その度合い。傾斜。 2 物事が、とかくある方向に進もうとすること。傾向。気味。「親との同居を嫌う—がある」 3 数学で、直線の、高さと水平距離の比の値。直線の式y=ax+bの...
がっ‐き【月忌】
毎月の、故人の命日にあたる日。また、その日に行う法事。
かた‐かゆ【固粥】
《「かたがゆ」とも》固く煮た粥。古くは、現代の飯にあたるものをいった。⇔汁粥(しるかゆ)。
かぜ‐の‐やまい【風の病】
悪い気にあたるとかかるとされた神経系統の病気。頭痛・神経痛などの俗称。また、感冒のこと。
かぞえ‐うた【数え歌】
1 「一つとや(一つとせ)…二つとや(二つとせ)…」などと順に数えたててうたう歌。多く頭韻を踏む。 2 古今集・仮名序の六義(りくぎ)の一。感じたことをそのまま表した歌とも、物の名を詠み込んだ歌...
かくへいき‐こく【核兵器国】
核兵器を保有している国。特に、核不拡散条約(NPT)で定義された米国・ロシア・英国・フランス・中国の5か国をいう。→非核兵器国 [補説]核不拡散条約(NPT)は、「1967年1月1日以前に核兵器...
かくしん‐しほう【核心司法】
公判前に争点や証拠を絞り、短期間で公訴事実を立証する、刑事裁判の手法。裁判員裁判の手続きがこれにあたる。これに対して、裁判官による刑事裁判は精密司法と呼ばれる。
かいき‐せん【回帰線】
地球上の北緯23度26分と南緯23度26分の緯線。それぞれ北回帰線・南回帰線という。太陽は、夏至のときに北回帰線の真上に、冬至のときに南回帰線の真上にくる。両回帰線の間の地域が熱帯にあたる。
がい‐てん【外転】
上肢や下肢を体の正中線から遠ざける動きをいう。たとえば、体の横に垂らした腕を真横に上げていく動きがこれにあたる。→内転