あま‐の‐じゃく【天の邪鬼】
《2が原義》 1 わざと人に逆らう言動をする人。つむじまがり。ひねくれ者。 2 民間説話に出てくる悪い鬼。物まねがうまく、他人の心を探るのに長じる。あまんじゃく。 3 毘沙門天(びしゃもんてん)...
あま‐の‐じゃこ【天の邪鬼】
「あまのじゃく」に同じ。「—重きに耐へし我が身も音をこそ泣かめ人は恨みじ」〈仮・仁勢物語・下〉
あまの‐そうほ【天野宗歩】
[1816〜1859]江戸末期の棋士。江戸の人。11代大橋宗桂に入門。近代将棋の定跡の基礎を築いた。七段。後世、棋聖と仰がれる。著に定跡集「将棋精選」がある。
あまのたぢからお‐の‐みこと【天手力男命】
日本神話で、天照大神(あまてらすおおみかみ)の隠れた天の岩屋の戸を手で開けた大力の神。天孫降臨に従った。
あまの‐だる【天野樽】
1 天野酒を入れた、片側に柄のついた樽。 2 柄樽(えだる)のこと。
あまの‐ていゆう【天野貞祐】
[1884〜1980]哲学者・教育者。神奈川の生まれ。京大教授。一高校長・文相などを歴任。カントの「純粋理性批判」を訳す。著「道理の感覚」など。
あま‐の‐と【天の戸/天の門】
1 「天の岩戸」に同じ。「ひさかたの—開き高千穂の岳に天降(あも)りし」〈万・四四六五〉 2 日月の渡る空の道。大空。「秋風に声をほにあげて来る舟は—渡る雁(かり)にぞありける」〈古今・秋上〉 ...
あまのとこたち‐の‐かみ【天常立神】
日本神話で天地ができる時、天空に生じたという神。天常立尊。→国常立尊(くにのとこたちのみこと)
あま‐の‐ぬほこ【天の瓊矛】
日本神話で、伊弉諾(いざなぎ)・伊弉冉(いざなみ)の二神が国産みに用いたという、玉で飾った矛。あまのさかほこ。「すなはち—を賜ふ」〈丹鶴本神代紀・上〉
あま‐の‐はごろも【天の羽衣】
1 天人が着て空を飛ぶという、軽く美しい衣。「天人の中に持たせたる箱あり。—入れり」〈竹取〉 2 天皇が大嘗会(だいじょうえ)などの祭事で沐浴(もくよく)するときにつける湯かたびら。