いか‐の‐くろづくり【烏賊の黒作り】
イカの墨を入れて黒く作ったイカの塩辛(しおから)。富山県の名産。
いか‐の‐こう【烏賊の甲】
コウイカ類が体内にもつ舟形の部位。石灰質でかたく、乾燥させてインコなどのカルシウム補給に用いられる。いかのふね。カトルボーン。
烏賊(いか)の甲(こう)より年(とし)の功(こう)
イカの甲はあまり役に立たないが、年功は積めば積むほど価値がある。年長者の経験は重んじなければならないことをいう。亀(かめ)の甲より年の功。
いか‐の‐すみ【烏賊の墨】
イカの内臓にある墨汁嚢(ぼくじゅうのう)の黒い液。危険にあうと、漏斗(ろうと)から噴出させて逃げる。セピア色の顔料に使用。いかすみ。
いかのほね【烏賊の骨】
《原題、(イタリア)Ossi di seppia》イタリアのエルメティズモの代表的詩人、モンターレの処女詩集。1925刊。
いか‐のぼり【凧/紙鳶】
(主に関西地方で)凧(たこ)。《季 春》「—きのふの空のありどころ/蕪村」
いか‐の‐もちい【五十日の餅】
五十日(いか)の祝(いわい)のときに用いる餅。いか。
いか‐ばかり【如何許り】
[副]どれくらい。どれほど。「悲しみは—かと思いやる」
いかひ‐か【異花被花】
形・色などで萼(がく)と花びらとの区別がはっきりしている花。→同花被花
いかほ【伊香保】
群馬県中部、渋川市の地名。旧町名。榛名山(はるなさん)中腹にあり、古くからの温泉町。また、古くは榛名山の称。[歌枕]「上野(かみつけの)—の嶺(ね)ろに降ろ雪(よき)の行き過ぎかてぬ妹が家のあた...