み‐ふゆ【三冬】
冬の3か月。陰暦10月・11月・12月。さんとう。「かぞふるも—の後の冬なればいとど寒さのきはめ行くかな」〈夫木・一八〉
ほ・れる【惚れる/恍れる/耄れる】
[動ラ下一][文]ほ・る[ラ下二] 1 (恋愛対象として)心惹かれ夢中になる。恋い慕う。「女に—・れる」 2 人物や物事の魅力にとりつかれ、心を奪われる。心酔する。「心意気に—・れる」 3 (「...
めでた・い
[形][文]めでた・し[ク]《動詞「め(愛)ず」の連用形「めで」に形容詞「いたし」の付いた「めでいたし」の音変化》 1 喜び祝うに値するさま。喜ばしい。「—・く成功する」「—・い席」 2 評価・...
ほほ・む【含む】
[動マ四]花がつぼみのままでいる。ふふむ。〈新撰字鏡〉 [動マ下二]ふくむようにする。ふくめる。「ほととぎす鳴かぬ嘆きの杜(もり)に来ていとども声を—・めつるかな」〈散木集・二〉
胸(むね)塞(ふた)が・る
「胸がふさがる」に同じ。「ありがたきにもいとど—・る」〈源・帚木〉
ふみ‐とどま・る【踏み止まる/踏み留まる】
[動ラ五(四)] 1 足に力を入れてその場にとどまる。動かないように足をふんばる。「崖(がけ)っぷちで—・る」 2 他の人が去ったあとも残る。「最後まで現場に—・る」 3 したいことや言いたいこ...
ゆう‐いろ【夕色】
夕方の色。夕ばえの色。「南無阿弥陀心ぞいとどしづかなる松より西に藤の—」〈拾玉集・四〉
わかれ‐の‐そで【別れの袖】
別れを惜しんで涙をぬぐう袖。「いとどしく思ひけぬべし七夕の—に置ける白露」〈新古今・秋上〉
もろ‐や【諸矢】
1 対(つい)になった2本の矢。初めに射る甲矢(はや)と、あとに射る乙矢(おとや)。一手(ひとて)矢。→片矢(かたや)「—をたばさみて的に向かふ」〈徒然・九二〉 2 矢で的を、みな射当てること。...
もや・す【萌やす】
[動サ五(四)]芽が出るようにする。もやしを作る。「大豆の芽を—・す」「いとど嘆きの芽を—・すと」〈かげろふ・下〉