いろは‐じゅん【伊呂波順】
「いろは歌」に出てくる仮名の順に配列すること。
いろはじるいしょう【色葉字類抄】
平安時代の国語辞書。2巻または3巻。橘忠兼(たちばなただかね)著。天養元年〜治承5年(1144〜81)ごろに成立。平安末期の国語を頭音によっていろは47部に分け、漢字とその用法とを簡単に記す。「...
いろは‐たとえ【伊呂波譬】
「伊呂波短歌」に同じ。
いろは‐たんか【伊呂波短歌】
いろは47文字と、「京」の字をそれぞれ語頭に置いた、子供の教訓用のたとえ歌。「犬も歩けば棒にあたる」「論より証拠」など。いろはうた。いろはたとえ。
いろは‐ぢゃや【伊呂波茶屋】
1 江戸時代、大坂道頓堀に、48軒あった芝居茶屋。 2 江戸時代、江戸谷中の感応寺の門前にあった私娼街。47軒あったからとも、いろはの文字をのれんに染め出したからともいう。
いろは‐づけ【伊呂波付け】
いろは順に番号をつけること。いろは番付。「—の引き出しに」〈浮・永代蔵・一〉
いろは‐の‐い【伊呂波の伊】
《手習いの最初に習う「いろは」の一字目であるところから》学問や芸事などの初歩。物事の第一段階。手始め。
いろ‐はば【色幅】
園芸で、花弁の色や模様の変化の種類。「—が豊富」「かなり—のある品種」
いろは‐ぶね【伊呂波船】
江戸時代、同型の船を区別するため、「いろは」の文字を帆柱や艫(とも)などに記していたもの。
いろはぶんこ【いろは文庫】
人情本。18編54冊。為永春水著。5編以降は2世為永春水著。渓斎英泉ほか画。天保7年〜明治5年(1836〜72)刊。忠臣蔵の物語を世話物の講談風に書きかえたもので、作中人物の会話はすべて江戸末期...