おと‐ぎき【音聞き】
世間での評判。うわさ。外聞。「—見苦しきことなり」〈大鏡・師輔〉
おとぎ‐こしょう【御伽小姓】
幼君に仕えて、その遊び相手となる小姓。
おとぎ‐しばい【御伽芝居】
おとぎ話を芝居に仕組んで演出した児童劇。明治末期から大正にかけて行われた。
おとぎ‐しゅう【御伽衆】
室町末期以後、将軍・大名のそばにいて話し相手や書物の講釈などをした人。御伽坊主。
おとぎ‐ぞうし【御伽草子】
室町時代から江戸初期にかけて作られた短編物語の総称。平安時代の物語文学から仮名草子に続くもので、空想的・教訓的な童話風の作品が多い。また、特に江戸中期、享保(1716〜1736)のころ、大坂の渋...
おとぎ‐の‐くに【御伽の国】
おとぎ話に出てくる、美しく楽しい世界。
おとぎ‐ばなし【御伽話/御伽噺】
1 子供に聞かせる伝説・昔話など。「桃太郎」「かちかち山」の類。また、比喩(ひゆ)的に、現実離れした空想的な話。 2 おとぎ1の際にする話。 [補説]作品名別項。→おとぎ話
おとぎばなし【おとぎ話】
《原題、(チェコ)Pohádka》ヤナーチェクのチェロとピアノのための室内楽曲。1910年作曲、1923年改訂。ロシアロマン主義の詩人ジュコーフスキーの詩に着想を得た作品。
おとぎ‐ぼうこ【御伽這子/御伽婢子】
天児(あまがつ)の一。白い練り絹で綿をくるんで、小児の姿に作り、黒糸を髪として左右に垂らした人形。小児の魔よけとした。 [補説]書名別項。→御伽婢子
おとぎぼうこ【御伽婢子】
仮名草子。13巻。浅井了意著。寛文6年(1666)刊。中国の「剪灯新話(せんとうしんわ)」中の「牡丹灯記」の翻案「牡丹灯籠(ぼたんどうろう)」など、怪異談68話をのせている。近世怪異小説の祖とい...