かけ‐がわら【掛(け)瓦】
登り軒に用いる軒平(のきひら)瓦。
かけ‐きん【掛(け)金】
1 日掛け、月掛けなどで定期的に積み立てたり、支払ったりする金。「保険の—を払う」 2 掛け売りの代金。掛け代金。
かけ‐ぎ【掛け木】
《はかりに掛けて売ったところから》たきぎ。「伽羅(きゃら)—のごとし」〈浮・五人女・五〉
かけ‐くら【駆け競/駈け競】
「駆け競べ」に同じ。「—をして遊んで帰って見ると」〈鴎外・ヰタ‐セクスアリス〉
かけ‐くらべ【駆け競べ/駈け競べ】
[名](スル)走って速さを競い合うこと。かけっこ。かけくら。
かけ‐こ【掛け子】
振り込め詐欺などの犯罪で、電話をかけてだます役をいう隠語。→出し子2 →受け子
かけ‐こうじ【掛け麹】
清酒のもろみを仕込むのに用いる麹。
かけ‐ことば【掛け詞/懸け詞】
一つの言葉に同時に二つの意味をもたせる修辞法。「立ち別れいなばの山の峰におふるまつとし聞かば今帰り来(こ)む」〈古今・離別〉の歌で、「いなば」に「立ち別れ往(い)なば」と「因幡(いなば)の山」の...
かけ‐こみ【掛(け)込み】
両替をするとき、利ざやを稼ぐために、客から受け取った金銀の目方を実際より少なめに読むこと。また、その利ざや。⇔掛け出し。「銀二匁、三匁のうちにて、五厘、一分の—を見て」〈浮・永代蔵・四〉
かけ‐こみ【駆(け)込み/駈け込み】
1 走って中に入ること。「—乗車」 2 その時期・機会を逃すまいと、大急ぎですること。「—で認可を申請する」 3 駆け込み訴えをすること。 4 近世、女房が夫から離別するために尼寺や縁切り寺に逃...