かれ‐えだ【枯れ枝】
枯れた木の枝。また、葉の枯れ落ちた木の枝。《季 冬》
かれ‐お・ちる【枯れ落ちる】
[動タ上一][文]かれお・つ[タ上二]草木の花や葉が枯れて落ちる。「木の葉が—・ちる」
かれ‐おばな【枯れ尾花】
枯れたすすきの穂。枯れすすき。《季 冬》「狐火(きつねび)の燃えつくばかり—/蕪村」
かれおばな【枯尾華】
江戸中期の俳諧集。2冊。宝井其角(たからいきかく)編。元禄7年(1694)刊。「芭蕉翁終焉記」ほか門人による追善の連句・発句を収める。
かれ‐がし【彼某】
[代]三人称の人代名詞。名を知らぬ人、また、知っていても名を言わないでいう場合に用いる。多く、「それがし」と並べて用いる。だれそれ。何某(なにぼう)。「やや、庁には又何者か候、といへば、それがし...
かれ‐がた【離れ方】
親しかった者、特に男女の気持ちが、疎遠になりがちなこと。「相知れりける人の漸(やうや)く—になりける間に」〈古今・恋五・詞書〉
かれ‐がれ【枯れ枯れ】
[形動][文][ナリ]草木が今にも枯れそうなさま。「激しい霜のために—になった桑畠の間を通して」〈藤村・家〉
かれ‐がれ【涸れ涸れ】
[形動][文][ナリ]水の乾いていくさま。川の水などがなくなっているさま。「水の—な池」
かれ‐がれ【嗄れ嗄れ】
[形動][文][ナリ]声がかすれるさま。声がかれ衰えるさま。「余命のなさそうな虫が…—に鳴いている」〈三重吉・小鳥の巣〉
かれ‐がれ【離れ離れ】
[形動ナリ]男女の交際がとだえがちなさま。疎遠なさま。「—におはせしをだに、飽かず胸いたく思ひ侍りしを」〈源・葵〉