く‐さ【来さ】
《「さ」は時の意の接尾語。「行くさ来さ」の形で用いられる》こちらへ来る時。こちらへ帰る時。来るさ。「青海原風波なびき行くさ—障(つつ)むことなく船は早けむ」〈万・四五一四〉
くさ【草】
[名] 1 植物のうち、地上部が柔軟で、木質の部分が発達しないもの。草本(そうほん)。 2 役に立たない雑草。「—ぼうぼうの庭」 3 まぐさ。かいば。 4 屋根を葺(ふ)く、わら・かやなどの植...
くさ【種】
[名] 1 物事が生じるもとになるもの。たね。材料。原因。多く「ぐさ」と濁り、複合語として用いる。「語り—」「質—」 2 たぐい。種類。「唐土(もろこし)、高麗(こま)と尽くしたる舞ども、—多...
くさ【瘡】
皮膚にできる、できもの・ただれなどの総称。特に、乳児の頭や顔にできる湿疹(しっしん)。かさ。
くさ【草】
《原題、(フランス)L'Herbe》フランスの作家シモンの小説。1958年刊。