くろ‐め【黒目/黒眼】
眼球の中央の黒い部分。くろめだま。→白目
くろ‐め【黒海布/黒布/黒菜】
コンブ科の褐藻。本州南部から九州までの沿岸に自生。カジメに似るがやや大きく、長さ1〜2メートルで羽状に分かれ、暗褐色、表面にしわがある。食用、またヨードをとる。《季 春》「岩窪に深き海ある—かな...
くろめ‐うるし【黒め漆】
生漆(きうるし)の水分を熱によって蒸発させた黒褐色の漆。
くろめ‐がち【黒目勝ち】
[形動]黒目の目立つ美しい目のさま。「色白の顔に—な目」
くろ‐めがね【黒眼鏡】
黒色のレンズの眼鏡。
くろ・める【黒める】
[動マ下一][文]くろ・む[マ下二] 1 黒くする。黒色に染める。「潮風に吹き—・められ日の光りに照り—・められて」〈露伴・いさなとり〉 2 うまくだます。ごまかす。取り繕う。「あとを—・めてた...
くろ‐も【黒藻】
1 トチカガミ科の多年草。池沼や河川にみられる沈水植物。長さ30〜60センチ、茎の節ごとに細い線形の濃緑色の葉を輪生する。雌雄異株。夏から秋、淡紫色の小花を水面に開く。 2 ナガマツモ科の褐藻。...
くろ‐もじ【黒文字】
1 クスノキ科の落葉低木。山地に多く、樹皮は黒斑のある緑色、葉は楕円形で両端がとがる。雌雄異株。春、淡黄色の小花が多数咲く。材からようじを作る。《季 花=春》 2 《1の木で作るところから》茶道...
くろもじ‐の‐あぶら【黒文字の油】
クロモジの枝葉からとれる精油。無色または淡黄色で芳香があり、香水・石鹸(せっけん)・化粧品などの香料に用いる。
くろ‐もの【黒物】
1 《底がすすけて黒いところから》鍋をいう女房詞。 2 雑魚(ざこ)、いりこをいう女房詞。 3 「黒鉱(くろこう)」に同じ。 4 「黒物家電」の略。 5 石油業界で、重油や原油など、見た目が黒ま...