こころ‐かろ・し【心軽し】
[形ク]「こころかるし」に同じ。「—・くもなど覚(おぼ)し物せむに、いとあしく侍りなむ」〈源・宿木〉
心(こころ)が洗(あら)わ◦れる
心のけがれが清められる。すがすがしい気持ちになる。「—◦れるような澄んだ音色」
心(こころ)が動(うご)・く
1 心が引きつけられる。関心をもつ。その気になる。「旅行に誘われて、少し—・いた」 2 気持ちが動揺する。心が乱れる。「草の葉にかかれる露の身なればや心動くに涙落つらむ」〈大和・一二三〉
心(こころ)が躍(おど)・る
喜びや楽しい期待のために、心がわくわくする。「包みを開ける瞬間、期待に—・る」
心(こころ)が折(お)・れる
心の支えを失い、意欲がなくなる。障害にぶつかってくじける。「ずっとがんばってきたが、親友の裏切りで—・れた」 [補説]近年になって「心折れる」から意味が転じたとみられる。2000年代半ばからスポ...
心(こころ)が通(かよ)・う
互いに十分に理解し合っていて、心が通じ合う。「—・ったつきあい」
こころ‐がかり【心掛(か)り/心懸(か)り】
[名・形動]気にかかること。また、そのさま。気がかり。心配。「—な母の病状」
こころ‐がけ【心掛け/心懸け】
1 ふだんの心の持ち方。「—がよくない」「ふだんの—しだいである」 2 たしなみ。心得。「有っても一向—のございません僕なんざ、…つい気がつかないで了います」〈鏡花・婦系図〉 [用法]心がけ・心...
こころ‐が・ける【心掛ける/心懸ける】
[動カ下一][文]こころが・く[カ下二]いつも心にとめておくようにする。気をつける。心にかける。「貯蓄を—・ける」「安全第一を—・ける」
心(こころ)が籠(こ)も・る
思いが十分に含まれる。気持ちがいっぱいに満ちている。「—・った贈り物」