さ‐みだ・る【五月雨る】
[動ラ下二]五月雨が降る。和歌では多く「さ乱る」にかけて用いる。《季 夏》「—・れてもの思ふときはわが宿のなく蝉さへに心細しや」〈曽丹集〉
さ‐みだれ【五月雨】
《「さ」は五月(さつき)などの「さ」、「みだれ」は水垂(みだれ)か》 1 陰暦5月ごろに降りつづく長雨。梅雨。つゆ。さつきあめ。《季 夏》「—を集めて早し最上川/芭蕉」 2 断続的にいつまでもだ...
さ‐みだれがみ【さ乱れ髪】
乱れ髪。和歌では多く「五月雨(さみだれ)」にかけて用いる。「つれづれと葦屋の海人の小櫛さす—や乾さで寝ぬらん」〈夫木・八〉
さみだれ‐ぐも【五月雨雲】
梅雨のころの雲。《季 夏》
さみだれ‐しき【五月雨式】
断続的に物事が行われること。一度で終わらず、とぎれながらも何度か続けて行うこと。また、そういうやり方。「—に納品する」