すおう【周防】
旧国名の一。今の山口県東部。防州。すわ。
す‐おう【素襖/素袍】
直垂(ひたたれ)の一種。裏をつけない布製で、菊綴(きくとじ)や胸ひもに革を用いる。略儀の所用で、室町時代は庶民も日常に着用した。江戸時代には形式化して長袴(ながばかま)をはくことが普通になり、大...
す‐おう【蘇芳/蘇方/蘇枋】
1 マメ科の落葉小低木。葉は厚くつやがあり、羽状複葉。春、黄色い5弁花を円錐状につけ、さや状の赤い実がなる。心材は赤色染料とする。インド・マレーの原産。すおうのき。 2 染め色の名。1の心材を煎...
すおう‐あわ【蘇芳泡】
⇒蘇芳花(すおうばな)
すおう‐いろ【蘇芳色】
「蘇芳2」に同じ。
すおう‐おおしま【周防大島】
山口県南東部、瀬戸内海にある島。屋代島。→大島
すおうおとし【素襖落】
(「素袍落」と書く)狂言。伊勢参宮の餞別に素襖をもらい、一杯機嫌で戻った太郎冠者は、主に見つからないように隠すが、はしゃぎすぎて落としてしまい、見つかってからかわれる。 歌舞伎舞踊。長唄・義...
すおう‐がさね【蘇芳襲】
襲の色目の名。表は蘇芳、裏は濃蘇芳。すおう。
すおう‐さんち【周防山地】
山口県南東部、旧周防国の中央に広がる山地。西中国山地の延長上、南側に位置する。東西約80キロメートル、南北約10〜30キロメートル。ほとんどが300〜500メートルの高原状の丘陵地。東は周南丘陵...
すおう‐なだ【周防灘】
瀬戸内海最西部の海域。東は伊予灘に接し、西は関門海峡によって響(ひびき)灘に通じる。