せき‐ずい【脊髄】
脊椎動物の中枢神経系の一。延髄に続き、脊椎管内を縦走する。内側に神経細胞の細胞体を主体とする灰白質(かいはくしつ)があり、それを神経線維を主体とする白質が覆う。分節的に脊髄神経が出て、感覚・運動...
せきずい‐えん【脊髄炎】
脊髄の炎症および障害。
せきずい‐こうかく【脊髄後角】
⇒後角1
せきずい‐こうこん【脊髄後根】
脊髄の後面左右から出る脊髄神経の束。皮膚の感覚器からの刺激を伝達する。後根。
せきずい‐こうまく【脊髄硬膜】
脊髄を包む3層の髄膜のうち、最も外側にある強靭(きょうじん)な膜。→脳硬膜 [補説]硬膜は内層と外層の2層構造になっている。脊髄硬膜の外層は骨膜として脊柱管の内側をおおい、内層が脊髄を袋状に包ん...
せきずい‐しょうのう‐へんせいしょう【脊髄小脳変性症】
運動失調を主な症状とする神経疾患の総称。歩行がふらつく、手がうまく使えない、舌がもつれるなどの症状が起こり、ゆっくりと進行する。小脳・脳幹・脊髄の神経細胞が徐々に萎縮していく。原因は不明。特定疾...
せきずい‐しんけい【脊髄神経】
脊髄から左右に出る末梢神経。脊髄前根から出る運動神経と脊髄後根から出る感覚神経とがある。人間では31対あり、頸(けい)神経8対・胸神経12対・腰神経5対・仙骨神経5対・尾骨神経1対に分けられる。
せきずいしんけい‐せつ【脊髄神経節】
脊髄後根から出た脊髄神経が脊髄前根から出た神経と合体する所にある神経節。感覚神経細胞が集合している。
せきずいせい‐きんいしゅくしょう【脊髄性筋萎縮症】
脊髄の運動神経細胞の病変によって骨格筋が萎縮し、筋力が低下する遺伝性の疾患。特定疾患の一。乳児期に発症する重症型(Ⅰ型)、乳児期から幼児期に発症する中間型(Ⅱ型)、幼児期から小児期に発症する軽症...
せきずいせい‐しょうにまひ【脊髄性小児麻痺】
急性灰白髄炎(かいはくずいえん)のこと。