はた‐め【傍目】
はたの見る目。当事者以外の人から見た感じ。よそめ。「—を気にする」
はな‐づま【花妻】
1 花のように美しい妻。一説に、間もなく結婚する男女が、一定期間まったく会わずに過ごすときの、その触れることのできない妻。「なでしこがその—にさ百合花ゆりも逢はむと」〈万・四一一三〉 2 鹿がい...
ひき‐わたし【引(き)渡し】
1 拘束した人や占有した物を他に引き渡すこと。また、売買契約の成立した商品などを売り手から買い手に引き渡すこと。 2 幕などを張り渡すこと。「かりそめの仮り屋などいへど、風すくまじく—などしたる...
はる‐ぎ【春着】
1 正月用の晴れ着。《季 新年》「かりそめの襷(たすき)かけたる—かな/万太郎」 2 春に着る衣服。春服。
まだき
《「未(ま)だし」と関連ある語か》ある時点に十分達していない時。早い時期。副詞的に用いられることが多い。「朝—」「恋すてふわが名は—立ちにけり人知れずこそ思ひそめしか」〈拾遺・恋一〉
眉(まゆ)を曇(くも)ら・す
心配ごとや不快な思いのために、顔をしかめる。眉をひそめる。
ぬり‐やかた【柒屋形】
彩色した屋形舟。「沖つ国うしはく君が—丹柒(にぬ)りの屋形神が門(と)渡る」〈万・三八八八〉 [補説]用例の原表記は諸本「染屋形」で、従来「しめやかた」または「そめやかた」とよまれていたが、この...
やみ‐め【病み目/病み眼】
目の病気。また、病気の目。「かりそめに—を煩うてござるが」〈虎明狂・川上〉
ゆき‐ずり【行き摩り/行き摺り】
1 出会ってすれちがうこと。「—にちらりと見る」 2 通りかかったついで。通りすがり。「—の店で買う」 3 ほんのちょっとした関係で終わること。かりそめのこと。「—の恋」
ゆきかい‐じ【行き交ひ路】
行き来する道。また、往来の途中。「かりそめの—とぞ思ひこし今はかぎりの門出なりけり」〈古今・哀傷〉