たわ・む【撓む】
[動マ五(四)] 1 他から力を加えられて弓なりに曲がる。しなう。「実の重みで枝が—・む」 2 飽きて疲れる。心がくじける。「我が心は決して—・むことなし」〈鴎外訳・即興詩人〉 →撓(しな)う...
たわむ・る【戯る】
[動ラ下二]「たわむれる」の文語形。
たわむれ【戯れ】
1 遊び興じること。遊戯。 2 ふざけること。冗談。また、本気ではなくて、遊び半分なこと。「—に文章を綴る」「—の恋」 3 男女がいちゃつくこと。
たわむれ‐がき【戯れ書(き)】
たわむれに書くこと。また、書いたもの。いたずらがき。らくがき。
たわむれ‐ぐち【戯れ口】
たわむれていうこと。また、その言葉。ざれごと。冗談。
たわむれ‐ごころ【戯れ心】
本気でない軽い気持ち。ふざけた気分。「—で口説く」
たわむれ‐ごと【戯れ言】
たわむれていう言葉。ざれごと。冗談。
たわむれ‐ごと【戯れ事】
たわむれにすること。ざれごと。「児童(こども)までが銛(もり)の真似して棒切ふりまわす—」〈露伴・いさなとり〉
たわむれにこいはすまじ【戯れに恋はすまじ】
《原題、(フランス)On ne badine pas avec l'amour》ミュッセによる格言劇。戯曲の発表は1834年、初演は著者没後の1861年。
たわむ・れる【戯れる】
[動ラ下一][文]たはむ・る[ラ下二] 1 遊び興じる。何かを相手にして、おもしろがって遊ぶ。「子犬が—・れる」「波と—・れる」 2 ふざける。また、冗談を言う。「人をからかって—・れる」 3 ...