ほうしょう‐にょらい【宝生如来】
五智(ごち)如来の一。大日如来に備わる平等性智(びょうどうしょうち)から出たもので、金剛界曼荼羅(まんだら)の南方の月輪の中尊。肌は金色で、一切の財宝をつかさどるという。宝生仏。
ほうがん‐だい【判官代】
1 院の庁に仕えた事務官。五位・六位の者を任じた。 2 平安時代以降、国衙(こくが)領・荘園の現地にあって、土地の管理や年貢の徴収などをつかさどった職。
ぼう‐きょう【望郷】
故郷をなつかしく思いやること。懐郷。思郷。「—の念にかられる」 [補説]作品名別項。→望郷
ほう‐きゅう【蜂球】
新しい女王バチが生まれて巣別れ(分封)する際、次の営巣場所が見つかるまで、女王バチを中心に数百匹の働きバチが枝などに形成する球状の集団。
ぼう‐こ【茫乎】
[ト・タル][文][形動タリ]広々としているさま。ぼんやりとしてつかみどころのないさま。「今やこの—たる海辺は」〈荷風・地獄の花〉
ほう‐げん【方言】
1 一定の地域社会に行われる言語。一つの国語が地域によって別々な発達をなし、音韻・文法・語彙(ごい)などの上で相違のあるいくつかの言語圏に分かれたとき、それぞれの地域の言語体系をいう。九州方言、...
ぼう‐ざ【病者】
《「ぼうさ」とも》病人。「—のことを思う給へあつかひ侍るほどに」〈源・夕顔〉
ほう‐し【法師】
1 仏法によく通じ、人々を導く師となる者。また一般に、僧。出家。ほっし。 2 俗人で僧形をした者。「琵琶(びわ)—」「田楽—」 3 《昔、男の子は頭髪をそっていたところから》男の子。「いつかまた...
ほう‐し【奉仕】
[名](スル)《古くは「ほうじ」とも》 1 神仏・主君・師などに、つつしんでつかえること。「神に—する」 2 利害を離れて国家や社会などのために尽くすこと。「社会に—する」 3 商人が品物を安く...
ぼう‐さき【棒先】
1 棒の先端。 2 駕籠(かご)を担ぐ棒の先端。ぼうばな。また、駕籠の前を担ぐ者。先棒。「輿(こし)の—しっかと掴(つか)み」〈浄・日本武尊〉