つくり‐きょうげん【作り狂言】
1 能狂言などを新しく作ること。また、その作品。 2 作りごとの芝居。ふつう、歌舞伎狂言をいう。
つくり‐こみ【造り込み】
日本刀で、刀身の造形。鎬(しのぎ)造り・平造りなど。
つくり‐こ・む【作り込む/造り込む】
[動マ五(四)] 1 つくって中に入れる。また、中に入れてつくる。「引き出しに仕切りを—・む」 2 手間をかけてつくる。すみずみまで気を配り、念入りにつくる。「—・まれた計画」
つくり‐ご【作り子】
中世、種子・肥料・農具などを地主から借り受けて耕作した小作農民。地主のためのさまざまな労役義務を負った。名子(なご)。
つくり‐ご【作り碁】
囲碁で、中押(ちゅうお)しでなく、最後まで打って、地(じ)を作り直して数える碁。また、そのように、地合いの差が接近している碁。作碁(さくご)。
つくり‐ごえ【作り声】
地声でない、こしらえた声。また、ある人や動物に似せた声。「—で電話する」
つくり‐ごと【作り言】
実際にはないことを、あるかのように言うこと。また、その言葉。そらごと。うそ。「—にだまされる」
つくり‐ごと【作り事】
1 実際にない出来事をあるかのように作り出した事柄。こしらえごと。「この手記は大部分が—だ」 2 人工を加えて作ったもの。「この岩根の松も、こまかに見れば、えならぬ—どもなりけり」〈源・少女〉
つくり‐さ・す【作り止す】
[動サ四]作りかけのままやめる。「まだ—・したる所なれば、はかばかしきしつらひもせでなむありける」〈源・東屋〉
つくり‐ざかや【造り酒屋】
酒を醸造して卸す店。小売りの酒店に対していう。